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森蘭丸(成利)【辞世の句】

武将データ
なまえ もり らんまる(なりとし) 森蘭丸

Wikipediaより

出身 尾張国
家紋 鶴丸紋 鶴丸紋
主家 織田家
享年 18歳(1565~1582)

 

 

森蘭丸の辞世の句

【梅が香を 袖に移して とどめおき 春は過ぐとも 形見ならまし】

歌意:梅の香りを袖に遺しておきたいものだ。さすれば春が過ぎても私の形見となってくれるだろう。

 

森蘭丸ってどんな戦国武将?

信長の近習

信長に仕えた小姓、蘭丸の紹介です。本当の名前は森成利(なりとし)といいます。蘭丸というと美少年のイメージを持つ人がいますが、そのような史料は一切ありません。

蘭丸は事務作業に大変優れており、数々の奉行を務めていました。また小姓としても優れておりました。そのエピソードの一部を紹介します。

 

閉まっていた戸

城内でのこと。
ある日信長が
「障子を閉め忘れたので閉めてこい」

と言った。蘭丸が確認すると障子は閉まっていた。すると蘭丸はわざと開け、音を立てて閉めた。

戻った蘭丸に信長は
「開いていたろう」
と言うと、蘭丸は
「閉まっていました」
と答えた。

「ではなぜ閉まる音がした」
信長の問いに蘭丸は答える。
「上様が開けて来たと仰ったのです。閉まっていたのでは周りの者に示しがつきません。だからわざと音を立てて皆に聞かせたのです」

 

 

上を立てる気配りが感じられます。またこの信長にはっきり物申す姿勢が信長に寵愛された一因と言われています。

そんな蘭丸ですが、1582年。本能寺の変にて、襲い来る明智軍を迎え撃ちます。信長と共に死闘を繰り広げましたが、多勢に無勢。齢18。若くして長けた蘭丸はその短い生涯を終えました。

 

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